14歳、ルシフェル(中島望・講談社ノベルス)

この人のメフィスト賞受賞作は自分の苦手なバトルものということで敬遠していたのですがこの作品は某書評サイトでお勧めされていたので買ってみました。
70年代B級アクションが、どこをどう間違ったらこうなってしまったのか。
壮絶な復讐劇、その動機は切ないまでの恋心。
この話の主人公はまさに怪物と化してしまったが、この小説も怪物と化してしまったと言えるだろう。
と感想文めいたことを書いてみる。