2005-09-17から1日間の記事一覧

QED 式の密室(高田崇史・講談社文庫)

この人の作品は歴史ネタと現在の事件が巧みにリンクしている。その技術はかなり凄いと思う。 今回も手堅く良作。また、「式」というものに対する作者の意見もなかなか説得力が高い。 密室本の中でも1,2を争う出来だと思う。オススメ。次はおそらく「ウェ…

コズミック(清涼院流水・講談社ノベルス)

第2回メフィスト賞受賞作。第3回受賞作の六とんとあわせてメフィスト賞の方向性を決定付けたと語られることも多い作品。 滅茶苦茶分厚い。2冊分一気に読んだような気がする。 内容はミステリーを期待すると酷い目にあうと思う。 しかもこの分厚さだから期…

UNKNOWN(古処誠二・講談社ノベルス)

第14回メフィスト賞受賞作。 手堅く良作。厳重に警備されている自衛隊の隊長室だったかに仕掛けられた盗聴器の犯人を捜す話。 長編で死人が出ないミステリーというのは結構珍しいと思います。 空気は自分好み、というかハサミ男を思い出しました。 読んで…

最近ECOなるネットゲームにハマっている&文化祭準備で疲労困憊ということで更新をサボり倒しまくってすみませんでした。 その間にも読書だけは忘れず、UNKNOWN、コズミック、QED 式の密室の3冊を消化しました。 それでも6冊残ってますが。