屋久島一日目、亀は食べません

早朝4時半起床、5時24分の各停に乗る。先頭車両に5人くらい乗客がいた。驚き。
車内で『夏季限定トロピカルパフェ事件』(米沢穂信・創元推理文庫)を読む。
京都駅6時出発、バスで伊丹空港へ。車内で『夏季限定〜』を読了。まずは一冊消化。
(この旅行では十冊の本を携帯。そのうちメフィスト賞受賞作が三作品で五冊)
伊丹空港ではしばらく待ち時間が。手荷物検査でいちいちパソコンを袋から出すのが面倒。
ペットボトルも見せたりでなかなか大変。ちなみにパソコンは学校支給。
乗り継ぎ地点となる鹿児島空港までは1時間10分のフライト。
機内で『冷たい校舎の時は止まる』(辻村深月講談社ノベルス)を読む。上巻読了。二冊目消化。
鹿児島空港でもしばらく待ち時間が。屋久島行きに乗り継ぐ。機内では中巻を読了。
バスで屋久島空港を出発。向かうは屋久安房(あんぼう)。
『いその香り』という店で昼食を食べる。まず出てきたのは亀の手。貝の仲間で岩場にくっついている生き物だ。
殻をむくのが面倒だが味は悪くない。珍味だ。が、みんな三つも食べれば飽きたのか、残される亀の手の山……
やけになって全部片付けましたよ、ええ。残すのもったいないし。
余談だが、うちのクラスの連中はどうもこの亀の手を知らなかったらしく、”亀”の手だと勘違いする人が続出……
いや、本物の亀の手がこんなに小さくて硬いわけないだろ!
さて、次に出てきたのは刺身の盛り合わせ。どれも旨かったが特に旨かったのは屋久島名産首折れ鯖の刺身。
鯖の刺身って甘いんだわこれが。本当に旨かった。また行く機会があったら食べたいと思わせる味だった。
あとは……トビウオの刺身とかトビウオの卵(とびこ)の軍艦(これは数の都合で各テーブル1皿)も出たな、そういや。
とびこは旨かったらしい。僕は魚の卵系がどうも苦手なので食べてないけど。
飯の話になると筆が進むのは僕の悪い癖だ。このままだとどんどん文が伸びるからさっさと次にいこう。
……そうそう、屋久杉自然館へ行ったのだった。屋久杉は他の杉に比べて年輪が詰まっている(成長が遅い)。
また、他の木材に比べて軽い。などなど、屋久杉についていろいろと学習。
そして宿舎へ。民宿水明荘に宿泊。夕食はトビウオのから揚げなど。
二日目の縄文杉登山に備えて早めの就寝……の前に『冷たい校舎の時は止まる』読了。四冊目消化。
二日目へ続く。